2015ジャパンパラゴールボール大会 ボランティア体験

 2015年7月31日~8月2日、足立区総合スポーツセンターにて、(公財)日本障がい者スポーツ協会・日本パラリンピック委員会主催、(一社)日本ゴールボール協会共催により、ゴールボールの競技力向上と日本国内での普及を目的とした2015ジャパンパラゴールボール競技大会が開催され、日本、韓国、トルコ、ロシアの女子チームが出場した。

 会場には、ゴールボールのルール解説、競技用具の紹介、ロンドン金メダル日本女子チームの活躍の様子などが、パネル展示によって紹介され、来場客がゴールボールを理解し、親しむことができるように工夫されていた。子どもからお年寄りまで様々な観客が足を運んで観戦を楽しむ中、大会では、トルコが金メダル、ロシアが銀メダル、韓国が銅メダルを獲得し、日本チームは4位を記録した。

 今大会に本研究会研究員が通訳ボランティアとして参加した。競技以外の部分をサポートしたが、その中で最も印象を受けたことは、エスコートキッズの小学生たちと韓国人選手の間で交わされたコミュニケーションであった。最初はお互いに口数が少なかったが、名前を聞くことからはじまり、彼らは次第に打ち解けていった。障害者と健常者、日本人と韓国人の垣根を越え、知り合いのお姉さんと妹、弟のような会話を交わしていたことが強く印象に残った。また、最終日には、仲良くなった選手たちを応援するために、家族を連れて会場に来る小学生の姿もあった。これこそまさに、パラスポーツを通じて芽生えた国際交流、障害者と健常者の間の交流だと感じた。

今後もこのような機会が増え、日本、アジア、そして世界に友好の輪が広がることを期待したい。

浴衣を試着する韓国選手、パネル展示.jpg 浴衣を試着する韓国選手、パネル展示

語学ボランティアと韓国選手.jpg 語学ボランティアと韓国選手

エスコートキッズの小学生と日本選手.jpg エスコートキッズの小学生と日本選手