第10回 ワークショップ
第10回 2015年5月28日
「企業の社会貢献活動と2020年に向けた取り組み~人々が人間性を十分に発揮する豊かな社会へ~」
当社は1977年、「C&C(コンピュータと通信の融合)」を21世紀に向けた重要なコンセプトとして提唱し、現在も本業であるICT技術を基盤として社会貢献を行うというポリシーを持っている。また、企業理念では「人間性を豊かに発揮する豊かな社会に貢献する」ことを掲げており、当社の使命として1.人の可能性の拡大、2.社会発展への貢献、3.地球環境の再生の3つを重要視している。
当社の考える社会貢献活動は、社会との持続可能な発展を目指し、良き企業市民として社会的課題解決に貢献することである。このような方針に基づき、中長期的な視点で、車いすテニスの支援、全国高校生の手話によるスピーチコンテスト、盲導犬キャラバン、難病コミュニケーション支援講座などといった様々な障害者支援プログラムを継続してきた。
また、製品やソリューションの開発では、多様な人々が使うことを想定しているか、社会的な課題の解決に役立つかという2点を盛り込んだSocial Value Designをベースとしたユニバーサルデザインを推進している。実例としては、コンビニエンスストアのATM、ウェブアクセシビリティの構築、空港のフライトインフォメーションシステム、災害時の安全な避難誘導ソリューション、などを手がけている。
1964年東京オリンピックはオリンピック大会として世界で初めて衛星中継で実況中継され、当社の衛星通信機器が活躍した。2020年においても大会成功とレガシーの構築に貢献することを目指し、スポーツ・教育・文化の振興や普及への取り組みを強化している。パラスポーツの応援活動を通じユニバーサルな社会づくりに貢献していきたい。