立教大学公開講座「パラリンピックとは何か-その歴史と課題」

2015年5月26日(金)、立教大学社会福祉研究所主催の連続公開講座 第41回「社会福祉のフロンティア」が開かれ、本研究会代表の小倉和夫が、「パラリンピックとは何か - その歴史と課題」と題して講演を行いました。

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写真:講演の様子(本研究会代表:小倉和夫)

障害者スポーツ大会の紹介に始まり、パラリンピックの概要、日本が開催したパラリンピック大会、日本選手の参加とメダル獲得数、パラリンピックの課題(①参加国、②選手の男女別内訳、③クラシフィケーション、④アマチュアリズムとプロフェッショナリズム、⑤オリンピックとの融合、⑥メディアによる報道、⑦コストとスポンサーシップ、⑧競技能力の向上、⑨ドーピング、⑩用具の開発、⑪文化プログラム等)、パラリンピックの社会的意義について、これまでの調査研究成果を基に、様々な視点からの問題提起を含めて論じました。質疑応答では、「パラリンピックを知っているようで知らなかった」とのコメントも寄せられました。

同講座では、立教大学コミュニティー福祉学部スポーツウエルネス学科の松尾哲也教授による「東京パラリンピックと障害者スポーツの課題」の発表に加え、同学科の安藤佳代子助教から「障がい者スポーツ支援の具体的な動きとお誘い」として、大学授業における障害者スポーツへの取組みも紹介されました。