第17回ワークショップ

第17回 2016年1月8日

「ドイツにおけるパラリンピック・ムーブメントとオリンピック」

 2006年にドイツスポーツ連盟とドイツ・オリンピック委員会が合併して創設されたドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)と障害者スポーツ団体、特にドイツ障害者スポーツ連盟との関係を中心に説明する。

 両組織はオリンピック・パラリンピック招致の準備をはじめとしてさまざまなプログラムやプロジェクトに協力して取り組んでいる。また、「インクルージョン」(包摂)がスポーツにおける数々の取り組みのキーワードになっている。DOSBの加盟組織全98団体の協力の下、重要な文書が作成・承認されている。

 「ドイツ・スポーツバッジ」と呼ばれるスポーツ競技大会の仕組みも、両組織間の協力の一例である。すべての年齢、ジェンダーおよび障害の人々が参加できる形で改変を重ねてきており、障害者と健常者が一緒に参加するスポーツイベントが数多く実施されている。