第21回ワークショップ 

第21回ワークショップ 2016年10月18日
「リオパラリンピック大会報告および2020年大会に向けての課題と抱負」

 ブラジル国民の熱狂的な応援で多いに賑わった2016リオ大会が9月18日に幕を閉じた。南米初開催となった今回のリオ大会は、財政が不安視されていたもののチケットが完売し、ロンドン大会に次ぐ売り上げになるなど盛況ぶりを見せた。その一方で、ドーピング問題によるロシア選手団の不参加や、金メダルゼロに終わった日本選手団の結果も様々な角度から評価される大会となった。 

 2020年に向けた課題として、パラアスリート育成・強化に関する競技レベルごとの支援が挙げられる。さらに、2020年以降を見据えて障がい者スポーツの普及および選手強化を推進するためには、スポーツを行う際の用具レンタルができる体制づくりなど、「日常における問題」の解決が鍵になってくる。

  今回のリオ大会を通して、パラリンピック競技力向上の仕組みづくり、国際大会運営のノウハウの継承、東京大会の成功に向けた動き出しが重要であることが確認された。障がい者も高齢者も笑顔で暮らせる街づくりが、2020年東京大会における一番のレガシーとなるだろう。

IMG_4237.JPGIMG_4248.JPGワークショップの様子